「週刊副業情報」運営者のわたるです。
今現在FXや株に投資している人や、これから副業で投資を始めようという人がいらっしゃると思いますが、今回はそれらの個人投資家が近い将来ヘッジファンドによって全滅させられるというお話をしたいと思います。
それでは早速始めていきましょう。
目次(クリックでジャンプします)
短期間でFXや株の個人投資家が爆発的に増えた理由
100年に1度の不況でも上がり続ける株価
AIを使ったクオンツ系ヘッジファンド(人工知能を活用し、資産を運用するヘッジファンド)によって近い将来個人の投資家は全滅させられると言われています。
ちなみにヘッジファンドとはヘッジ(回避)するファンドの事ですが、何を回避するのかといいますとリスクです。
金融のプロがあらゆる手法を使ってリスクを回避し、収益を追求するのですが、少しでも投資に興味があれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
現在アメリカ株を中心に、日経平均株価など世界中の株価がコロナウイルス感染拡大の終息も見えていない中で上がり続けています。
特にハイテク株中心のナスダックに至ってはこの時期になんと、「史上最高値」を更新しています。
コロナショックにより100年に1度の大不況が来ると言われている中で何故株価は上がり続けているのでしょうか?
その理由として3つあるのですが1つは「個人投資家」「ヘッジファンド」「投資信託」が
「FAANG」(ファング)
銘柄を買いまくっているからだと言われています。
2つ目は、個人投資家の大群によってヘッジファンドが負けたからと言われていますが、どういうことかといいますと、コロナ過によって大量に増えた個人投資家が「FAANG」を買いまくって、ヘッジファンドのショート(売り)を食ったからとも言われています。
そして3つ目は中央銀行のFRBがお金をジャブジャブ流しているからという事です。
※FRB(The Federal Reserve Boardの略)は、日本における日銀と同じ、アメリカの中央銀行制度の最高意思決定機関で、日本語で「連邦準備理事会」とも呼ばれています。
連邦準備理事会は、7名の理事から構成されていて、FRBが開く金融政策の最高意思決定機関に連邦公開市場委員会(FOMC)があり、FRBの理事7名や地区ごとの連邦準備銀行(FRB)総裁5名で構成されていて、アメリカの金融政策やFFレートの金利誘導目標を決定しています。
これらの理由で株価は暴騰したと言われています。
初心者個人投資家の大群が株式市場を変えた
世界的なコロナウイルスの感染拡大による「ロックダウン」などで経済活動ができなくなりアメリカ政府は2020年4月後半に市民一人につき1200ドルの給付金を配りました。
そのアメリカで給付金を「元手」にロックダウンでやる事がない人たちがかなりの数「トレードデビュー」したために” 初心者デイトレーダー ” が大量に生まれたと言われています。
給料が貰えて、やる事がない人たちが暇つぶしでトレードを始めたために「1200ドル」が入った証券口座が新規で大量にできたそうです。
ちなみに日本でもステイホームが推奨されたため、ネット証券の口座開設数が増えています。
アメリカに話を戻しますと・・大量にトレードデビューした、初心者トレーダーの人たちの多くがネット証券の「ロビンフッド証券」という証券会社に口座を作りました。
ロビンフッド証券の口座開設数はロックダウン前までは1500万口座でしたが、ロックダウン直後には、新規の口座開設で新たに1500万口座増えたと言われています。
それまで数年かけて1500万口座だったのがわずか2カ月で倍になったそうです。
これが短期間で個人投資家が爆発的に増えた理由です。
この方たちはトレーダーとしては「超初心者」ですので、誰もが知っていてなお且つコロナ過の「巣ごもり需要」で業績が上がっている、「FAANG」銘柄を買いまくったそうです。
その影響でアメリカの株価指数を表す「S&P500」(NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の平均を出した指数)が「FAANG」の5銘柄だけでなんと28パーセントも上昇しています。
残りの495銘柄はマイナス8パーセントでしたので、全体的にコロナショックで株価が低迷する中、「FAANG」銘柄だけがいかに突出していたかが分かります。
ちなみにコロナショックで株価の暴落を予想していたヘッジファンドも1500万人の初心者投資家が一斉にロング(買い)しまくって株価が暴騰しましたので、やむなくロスカット(損切り)せざるを得なくなりました。
これがFXや株の個人投資家を全滅させるシナリオだ
初心者トレーダーにロビンフッド証券が選ばれる理由
そもそもアメリカの初心者トレーダーたちは何故こぞって「ロビンフッド証券」を選んだのでしょうか?
ロビンフッド証券はスタンフォード大学出身のバイジュ・バッドとウラジミール・テネフという二人が「収入に関わらず誰もが利用できる金融サービス」を目指して2013年に設立されています。
誰もが利用できる金融サービスが売りですので若者にもどんどん投資をすすめています。
そのため株、オプション、仮想通貨などのほとんどの取引の手数料がタダなのです。
ですので、取引手数料無料に魅力を感じた新規投資家の人々は次々とロビンフッド証券に口座をひらきました。
手数料無料のカラクリとは
ここで疑問に思う事が、証券取引手数料が収入源の証券会社にあって、ロビンフッド証券はいったいどうやって存続しているのでしょう?
これに関してはアプリのプレミアム会員の会費などが収入源になっています。
そしてこれが驚きなのですが・・・
投資家口座の売買動向をビッグデータとして集計して集めてヘッジファンドに売っているのです。
これが3000万人もいる会員の取引手数料を無料にしてでも会社が運営できる仕組みです。
しかもこれはちゃんと個人投資家との契約に基づいて、了解を得てからやっていますので何ら問題ありません。
もうお分かりかと思いますが、これが何を意味するかといいますと、元々いた1500万人と新規で加入した1500万人の計3000万人分の投資動向が「クオンツ系ヘッジファンド」に利用されているのです。
AIを駆使したクオンツ系ヘッジファンドに、個人投資家が今何を売り買いしているのか、その手の内を見透かされて先読みされているのですから、これでは個人投資家は太刀打ちできるわけありません。
これが近い将来個人投資家がヘッジファンドによって殲滅させられる理由だという事です。
ただでさえ投資の世界は95パーセントが負け組で、勝ち組はわずかに5パーセントしかいなかったものがいよいよゼロになるわけです。
これからはビッグデータビジネスが主流になる
米ロビンフッド証券がビッグデータビジネスで大成功しているという事例がありますので、これからは手数料無料が当たり前になり、同じようなサービスをする証券会社が増えてくるそうです。
今までは手数料収入で稼いでいた証券会社が、今後ビッグデータの売買による収益化が主流になってくるというものですが、それらが増えれば増えるほど「個人投資家」はヘッジファンドに食われて絶望的に勝てなくと言われています。
まとめ
今回は、今後FXや株の個人投資家が全滅する理由についてまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
今後ビックデータビジネスを主流とする証券会社は間違いなく増えていくと言われています。
たしかに手数料無料は魅力的ですが、それは裏を返すと、目先の利益を取るために肝心の投資で一切勝てずに大損するという悪循環が待っているという事になります。
その反面ヘッジファンドの方は個人投資家のビッグデータを分析し、ある程度の未来までは読めるようになってきます。
未来の情報という「最強の情報」をもつヘッジファンドに個人投資家が飲み込まれれる日がくるのは、もうすぐ目の前までやってきているのかもしれません。
それではこの辺で失礼いたします。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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